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サンデル本を読む

『マイケル・サンデル大震災特別講義-私たちはどう生きるのか』
を読む。

NHKで震災後に番組として放送されたものの書き起こし本のようですが、テレビを見る時間の無い私はその番組を見ていないので、購入しての読書体験となります。
前半が受講生とのやりとり、後半はそれを受けての書き起しでしょうか。

少なくとも私にとっては前半は、特に問題もありません。学生との受け答えも特に収斂せず、哲学的な考察が進められるわけでもなく、話題の整理に努めるだけなので、一般の人にとっては、震災にまつわる問題が、こんな風に整理される事もあるのかと言うくらいの驚きはあるでしょう。
後半部分も私にとってはそんなに驚きがあるわけではありません。サンデルが、一般的なプラグマティズム哲学的伝統に立つ人なんだなあなどと改めて確認できる場所があるくらいです。

しかし、やはりというか、そこに見るべきものがある事は事実です。
おそらくは初対面である学生の名前と顔を一致させ、即座に必要に応じて指名していくなんてのは、学生を感激させ刺激するだけでなく、おしゃれで、かっこよくもあります。
あんな事は、前日の疲れを引きずっていたり、二日酔いが残っていたり、ましてや朝から些細な家庭問題をふっかけてくる『賢妻』がいたりする人にとっては、
むりだー。。。

印象に残った内容としては、
彼がこの震災を一つの『転機』として位置づけられるかどうかは、まさに「我々自身に拠っている」と見ている事。
被災地出身で、その直後の惨状を見た私は、疑いもなくこれを「転機」と理解していましたが、考えてみれば、確かにこれが転機になるかどうか、どれほどの転機にするかどうかは、全て人の意識に関わっています。

社会科学的な物事は、全て認識を端緒とし、認識の変化が必要性を生んでいく事、変化した現状はもはや必然と思われる事など、すっかり忘れていました。

現実を冷静に見る目

忘れては、いけないね。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

冷戦はまだ継続中ですか?

投稿: | 2011年6月21日 (火) 20時17分

名無し様、
連続書き込み有り難うございます。

「東西冷戦」は、ご存じのように前世紀に終わりました。

「家庭内冷戦」を問われているのであれば、
雪解けになったり、厳冬になったり、はたまた真夏になったりと、
どこも似たり寄ったりでしょう。。。

投稿: 本人@お疲れ・・・ | 2011年6月21日 (火) 22時48分

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