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小友中学校からの震災見舞いのお礼葉書に返信

二年前の震災の時、友人知人の皆さんにもお声かけをし、
私の友人が副校長を務める陸前高田市小友町の小友小学校へ
ささやかながら救援の物資を届けました。

下記は、
同居する小友中学校三年の生徒さんから頂いたお葉書の内容と、
今日、何とか中学校の閉校式に間に合わせようと書いた
私の返信の抜粋です。

ご協力頂いた皆さん一人一人にご報告できれば最善ですが、
これをもってご報告とさせて頂きます。
有り難うございました。

------------小友中学校の村上さんから

前略

震災からもうすぐ二年経ちます。

皆様のご支援のおかげで小友中にふたたび笑顔があふれるようになりました。

2011年3月11日。小友中学校と小友町は、大きな傷を負いました。でも今は日本中、そして世界中の方々の応援で明るさを取り戻し、私たちは毎日を楽しく過ごしています。

小友中学校は三月末に閉校することになりました。しかし、たくさんの方々からいただいた元気と「心」を忘れずに、最後まで誇りを持って小友中の歴史に幕を閉じたいと思っています。

この二年間の経験を未来に生かすために、私たちは一歩一歩前に進んでいきます。

皆様、本当にありがとうございました。

---------私の返信

家に帰ると、
見慣れないかわいらしい文字で書かれた葉書が置いてありました。
普段固い内容の書類ばかりを見慣れた目には、何だろうと不安な感じの葉書でした。

内容を読み進むうちに、あの陸前高田市の小友町の学校の生徒さんであることが判り、被災直後に何度か訪れたことも思い出しました。
あの時は、私も、私の友人たちもみな、何かをしなければとの思いで一杯だったのです。

しかしその後、それぞれが負う日常の仕事や細々とした事柄に追いまくられ、気になりながらも、あなたたちの所に伺うことはできずにいました。

あなたの葉書に、それでも笑顔あふれる日常の戻りつつあることを知り、救われました。

おそらくはたくさんの方々がボランティアや援助者として関わりを持ったはずの中で、一人一人に御礼の挨拶を出すことは、難しく、骨の折れることだろうと思います。
しかし、あなたのお葉書で、救われた気持ちになり、さらにまた東北の引き続く被害に対して、何らかの形で応援しようという気持ちを思い出したという人も多いはずです。

ありがとう。

さらにまた村上さんのお葉書は、私に昔の記憶も思い出させてくれました。
それは私の最初に入学した中学校も、すでに統廃合の中に消えてしまったと言うことです。

中学1年生の時、私は消え去る学校に思い出を語る先輩方を目にし、新しい学校への不安でいっぱいでした。2年生からは、新しい学校の、新しい伝統を作ることに、精一杯でした。

小友中学校が震災をきっかけにその歴史を終えることは、悲しいけれど、現実ですね。

しかし復興のその槌音が響かねばならないように、新しい中学校が作り上げられていかねばならないことも、また現実です。
後輩の皆さんには、良き小友中学校の伝統と、新たな伝統の創造を教え、導いてあげて下さい。

さて、村上さんご自身も、新たな高校生活への門出ですね。

私の人生を振り返るに、高校時代が一番充実していたし、その後の人生の中でも一番重要な時期だったと思います。
小友地区をご支援させて頂くきっかけの渡辺先生(もう一人Johnがいたので「わたじゅんと私達は呼んでいます。)とも、高校時代に知り合いました。
そして今も尊敬しています。
小友小学校への訪問では、もう一人私と出身地が同じで、東京でも夢を語り、面倒を見た後輩とも再会することができました。

高校時代には自分が何者かを自覚し、どういう人間が尊敬すべき人かを見極め、自分の人生の方向性を見定めるときだと思います。
同時に、一生つきあえる友人とも出会えることの多い時期だと思います。

復興の足取りは遅くとも、人生の歩みをとどめることはできません。

村上さんが実り多い人生の端緒として、実り多い高校生活、そしてその後の若き時代を送るようになることを期待しています。

平成25年3月21日(水)
村上 様へ

追伸:
私は大学で講義も行っています。
またあなたと同じような年頃の娘も保つ父親でもあります。
いつか東京や神奈川に来ることがあれば、
また何か私に力になれるようなことがあれば、ご相談下さい。
いつか、会えると良いですね。

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