「脱稿」
最初聞いたときは、変な言葉だと思いました。
字も、なんだか変だし。
しかし、今は
実に気持ちの良い響きで、私の頭の中には響きます。
先ほど、ようやく、すべての提出を完了いたしました。
思い起こせば、一昨年。
敬愛する師匠に「君も、そろそろデビューしなさい」
と言われたのが、事の起こりでした。
ヤングデビューする人もいますが、
何せこの業界、狭い上に、難解なので、
学会発表すらせずに教壇に立っている人もいますし、
学会発表しても、原稿発表に至らずに終わる人もいますし、、、
何にせよ、自分に対する評価がある程度確定しますので、
ものぐさな私なんぞは、どきどきもので、できれば避けて通り、
傍らでひっそりと・・・なんて思っていたものです。
さて準備に取りかかろうかという矢先の春には、
母が倒れ、生死不明に陥り、
夏のとある研究会での発表では、
自分でも逃げを打った内容に終わりました。
これでは、いけない!
限界を超える戦いが始まったのは、7月の
いわば身内の研究会の後。
その月後半の在京の研究者を集めた研究会を乗り越え、
11月の本番、学会発表のためにさらにブラッシュアップすべく、
英文の著作集全巻に目を通し、新刊本、関係論文
孤独な戦いが続きました。
発表原稿が完成したのは、当日になった深夜。
思わぬ、反応に、ホット一息。
学会誌投稿に、原稿を上げたのは、
応募締め切りの直前。
ネット環境に助けられています。
評価は、前記のごとくに
思わぬ評価の合格で、本投稿が本日締め切り。
本文に、英文要約に、邦語英語キーワード。
字数、行数制限も守らなければいけません。
これも孤独な戦いです。
なんと言っても、忘れてならないのは、
その間に、
「運動」もこなしたこと。
そしてその「評価」も。
ちゃんとした「法哲学者」に、インディー路線、
それに、プラグマティスト=実践主義者という、三足の鉄げた状態。
足が足りません。
でも、志高い方々の、期待を裏切るわけには、いきません。
若死にする覚悟?で、今日もガソリン補給で、頑張ります!
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